私は、25年間勤め上げた警視庁を平成11年3月に退職しました。
この不況のおり、「何で?」と思われるでしょうが
どうしても、本当に世の中のためになりたかったのです。
ただそれだけです。
警察というところは、今でも好きですし、今の世の中にとって不可欠なものです。
しかし、当時(今もですが)、警察には「民事不関与」という大きな壁があります。
在職当時私は、現在の生活安全課に所属し相談も数多く受けてきました。
しかし、警察の組織にいる私には、おのずと出来る範囲が決まってしまっていたのです。
それも仕方のないことです。
私は、それに納得できなかったのです。
案件を解決して、心の底から喜ぶ顔をもっと見たかった。
在職当時、こんな話をしても同僚からは、
「それは、いいことだけど、きれい事だよ。」
といわれて、そんな言葉に納得させられていたのです。
私の幼い頃の夢は、「警察官」でした。
そして、「なんで?」と聞かれると私は、必ず
「警察官になって、悪い人を捕まえて、世の中を平和にする」
と答えていたのです。
そして、幼い私が好きだった言葉が「理想を現実に・夢を現実に」です。
こう書いても、無理だよと思われるかもしれません。
しかし、自分にうそはつきたくない。
これからも、世の中のために。
そして貴方のためになれることを望んでいきます。